犬の短頭種に対する手術による矯正は、呼吸器障害を和らげる上で重要な治療法です。保護者の皆様にご理解いただきたい重要な情報を、Q&A形式でまとめました。



| 項目 | 主な目的 | 回復期間 | 適合犬種 |
|---|---|---|---|
| 狭窄鼻孔矯正術 | 狭くなった鼻孔を広げて鼻腔の気流を改善 | 1〜2週間 | パグ、ブルドッグ、シャーペイ |
| 軟口蓋切除術 | 伸びた軟口蓋を短くして呼吸の通り道を確保 | 1週間 | ブルドッグ、ボストンテリア |
| 喉頭小嚢除去術 | 外反した喉頭小嚢を除去して喉頭の気道を確保 | 2〜3週間 | すべての短頭種 |
手術の種類は犬の構造的な問題に応じて獣医師が決定します。複合的な手術が必要な場合もあります。

手術前後の注意事項
手術前の絶食は徹底してください。絶食をしないと、麻酔中に胃の内容物が気道に入り、肺炎を引き起こす可能性があります。手術後は、回復中に愛犬が口や鼻をなめたり引っ掻いたりしないよう、保護用のカラーを着用させてください。また、気道の腫れなどの症状が見られた場合は、すぐに獣医師に連絡してください。これは深刻な合併症の兆候である可能性があります。



タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fossum TW. Preoperative and intraoperative care of the surgical patient. In: Fossum TW, Duprey LP, O’Connor D, editors. Small animal surgery. 3rd ed. Boston, MA: Elsevier; 2007.
[2] Hosgood G, Scholl DT. Evaluation of age as a risk factor for perianesthetic morbidity and mortality in the dog. J Vet Emerg Crit Care. 1998;8(3):222-36.
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me. 2020.