犬の輸血が必要なタイミング、使用する血液製剤の種類、輸血後の家庭でのケア方法について、獣医学顧問チームが重要なポイントをまとめました。


| 項目 | 全血 | 濃厚赤血球 | 新鮮凍結血漿 |
|---|---|---|---|
| 主な成分 | 赤血球+血漿+血小板 | 赤血球が主体 | 血漿+凝固因子 |
| 主な適応 | 急性の大量出血 | 貧血の是正 | 凝固障害・低タンパク血症 |
| 保存期間 | 冷蔵3〜5日 | 冷蔵35〜42日 | 冷凍で最大1年 |
製剤の選択は臨床状態に応じて獣医師が決定します

この症状が見られた場合は、直ちに救急動物病院へお越しください。
歯茎が蒼白や白・青紫色に変色している場合は、直ちに救急動物病院を受診してください。呼吸が速く荒い、歩行不能で突然倒れる、脈拍が異常に速いあるいは微弱な場合は、血液供給が著しく不足している状態の可能性があります。生死を分けることもあるため、ゴールデンタイムを逃さないことが重要です。

輸血の副作用 — 次のような症状が現れたら、すぐに獣医師にお知らせください
輸血の副作用は稀ですが、起こる可能性があります。輸血中または直後に発熱・嘔吐・蕁麻疹・呼吸困難などが現れた場合は、すぐに獣医師に連絡してください。重症の場合には、輸血された血液が破壊される溶血反応が生じることもあります。輸血後は24~48時間、自宅でも愛犬の状態を細かく観察する必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Silverstein DC, Hopper K (eds): Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition, Elsevier, 2023
[2] Drobatz K, Hopper K, Rozanski E, Silverstein D (eds): Textbook of Small Animal Emergency Medicine, John Wiley and Sons, 2018
[3] Kenney EM et al: Advanced Monitoring for Small Animal Emergency and Critical Care, 2nd Edition, Wiley-Blackwell, 2024