猫は1日平均12〜16時間眠ります。年齢・季節・健康状態によって異なる正常な睡眠パターンと、注意すべき異常のサインをまとめました。

| 項目 | 猫(0~6ヶ月) | 成猫(1~7歳) | 高齢猫(8歳以上) |
|---|---|---|---|
| 1日の平均睡眠 | 成猫より長め(個体差大) | 12~18時間 | 成猫と同程度かより長め |
| 深い眠りの割合 | 高い | 中程度 | 高い |
| 活動時間帯 | 短く頻回 | 明け方・夕暮れ | 日中に分散 |
| 主な特徴 | 成長・発達期 | 狩猟本能を維持 | 関節の保護と十分な休息 |
猫の1日の平均睡眠は12~18時間とされており、年齢・個体によって差が大きいため、うちの子の普段のパターンを基準に比較してください

このような睡眠の変化が見られる場合は、動物病院を受診する必要があります。
普段の睡眠パターンが急に変化した場合は、免疫力の低下や内科疾患のサインである可能性があります。 - 24時間以上ほとんど起きることなく、ただ寝ている場合 - 起こしても反応が鈍く、よろめく場合 - 寝床で呼吸が荒い、あるいは口を開けて呼吸している場合 - 夜通し一度も眠らず、鳴いたり徘徊したりする場合(特に高齢猫) - 寝る姿勢が普段と異なり、丸まっていたり頭を伏せていたりする場合 上記のサインのいずれかが24時間以上続く場合は、その日中に動物病院での受診が必要です。

免疫力を高めるための良い睡眠環境づくり
猫が十分に休める環境は、全体的な健康維持と密接に関連しています。 - 温度: 猫が快適に休める暖かい環境を保ち、高齢猫は少しだけ暖かく設定します。 - 寝床の場所: 高く静かな場所、家族の動線が見える視界 - 寝床の数: 猫の頭数+1個以上 - 騒音・照明: 夜間は直接の照明を消し、テレビの音量を下げます。 - ルーティン: 就寝前に5~10分間狩り遊びでエネルギーを消費させた後、食事を与えます。 安定した寝床の環境が整うほど、猫が十分に休息し、健康を維持するのに役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little SE, The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2024
[2] Rodan I, Heath S, Feline Behavioral Health and Welfare, Elsevier, 2016
[3] Ettinger SJ, Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Edition, Elsevier, 2017