猫の多発性骨髄腫は稀ですが致命的な血液がんであり、早期発見が治療成功の鍵となります。飼い主の方が知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
猫が突然動かなくなったり、骨折したように見える場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。これは骨髄腫による骨の弱体化が原因で骨折している可能性があります。早期の診断と治療は生存率を高めるために重要です。


| 項目 | 抗がん剤(メルファラン) | コルチコステロイド | 放射線治療 |
|---|---|---|---|
| 効果 | 病気の進行抑制と症状の緩和 | 症状緩和のために補助的に併用 | 症例ごとの局所病変のコントロール |
| 副作用 | 骨髄抑制(好中球・血小板減少)、消化管症状 | 多食・多飲・多尿、肝機能低下など | 治療部位に応じて局所的な副作用が生じる可能性 |
| 費用 | 中程度 | 低い | 設備・病院によって異なる |
治療の選択は、猫の健康状態とご家族の状況によって変わります。
治療中の注意点
抗がん治療中は猫の免疫力が低下するため、感染症に非常に脆弱になります。外出は控え、清潔な環境で生活させましょう。獣医師の指示に従い、必ずお薬を飲ませてください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2023.
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell, 2022.
[3] American Veterinary Medical Association. Feline Cancer Statistics Report, 2021.