糖尿病の猫を飼う飼い主様のためのインスリン投与完全ガイドです。注射の方法から低血糖の緊急対応、保管方法まで、自宅ですぐに実践できる重要な情報をまとめました。

| 項目 | NPH(中間型) | PZI(プロタミン亜鉛) | グラルギン(Glargine) |
|---|---|---|---|
| 作用開始 | 0.5~2時間 | 1~4時間 | 2~4時間 |
| 猫での持続時間 | 4~12時間 | 12~24時間 | 12~24時間 |
| 投与回数 | 1~2回/日 | 1~2回/日 | 1~2回/日 |
| 猫への推奨度 | 限定的 | ✅ 推奨 | ✅ 推奨 |
| 特徴 | 比較的入手しやすい | 猫向けの処方 | 寛解導入の研究が多い |
獣医薬理学の教科書基準 — 実際のインスリン選択は獣医師が決定します


低血糖の緊急サイン——このような症状が見られたら、すぐに緊急動物病院へ
インスリンの過剰投与や食事の抜食により、低血糖を引き起こす可能性があります。ふらつき、全身の脱力感、よだれ、けいれん、意識消失などの症状が見られた場合は、はちみつやブドウ糖シロップを少量歯茎に塗布し、直ちに救急動物病院へお越しください。ご家庭で一人で対処しようとせず、必ず専門医の処置を受けてください。
インスリンの正しい保管方法
開封前は冷蔵(2~8℃)保存が基本です。絶対に凍らせないでください。開封後は、多くの場合28日以内に使用する必要がありますが、製品によって異なる場合がありますので、必ず獣医師に確認してください。直射日光や高温環境にさらされると効力が低下します。変色したり沈殿物が生じたインスリンは、直ちに廃棄してください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb DC. Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition. Wiley-Blackwell, 2023.
[2] Egger CM, et al. Small Animal Anesthesia and Pain Management: A Color Handbook, 3rd Edition. CRC Press, 2024.
[3] Little SE. The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2024.