犬の副腎髄質腫瘍は頻繁には見られませんが、深刻なホルモン異常を引き起こす悪性腫瘍です。早期発見と適切な治療が重要です。



すぐに病院を受診すべきサイン
急なショック、呼吸困難、心停止の症状、意識消失、激しい嘔吐や下痢が繰り返される場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは生命を脅かす急性のホルモン暴走による合併症である可能性があります。病院に到着するまで、できるだけ静かに安静を保たせてあげてください。



注意すべき点
手術前後には薬物の相互作用に注意が必要です。特に降圧剤を他の薬と併用すると、深刻な副作用が生じる可能性があります。必ず獣医師の指示に従って薬を服用してください。また、腫瘍の再発や転移のケースもあるため、定期的な健康診断が不可欠です。
| 項目 | 症状の段階 | 主な症状 | 対処方法 | 緊急性の有無 |
|---|---|---|---|---|
| 軽症 | 軽い不安、速い心拍 | 経過観察、血圧・ホルモン検査 | 獣医師に相談のうえ経過観察 | いいえ |
| 中等度 | 高血圧、食欲の低下、発作性の脱力 | 血液・ホルモン検査、画像撮影 | α遮断薬などの手術前投薬を開始 | 警告 |
| 重度 | 呼吸困難、虚脱、失神 | 直ちに緊急安定化と治療 | すぐに病院を受診 | はい |
症状が悪化した場合は、すぐに病院を受診する必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Withrow SJ, Vail DM, Page RL (eds.). Withrow and MacEwen’s Small Animal Clinical Oncology, 5th ed. Elsevier, 2013.
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th ed. Wiley-Blackwell, 2021.
[3] Hoffman J, et al. (2020) Pheochromocytoma in dogs: A retrospective study of 47 cases. Journal of Veterinary Internal Medicine, 34(2), 567–575.