猫の気管支拡張剤は、慢性気管支疾患の主要な治療法です。保護者が必ず知っておくべき効果、使用方法、注意事項をまとめました。



このような場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
気管支拡張剤の服用後に呼吸困難がひどくなったり、口元が青ざめたり、咳が急に強まったりした場合は、すぐに動物病院を受診してください。これは薬の副作用や病状の悪化を示すサインである可能性があります。獣医師と相談せずに、勝手に薬を中止したり用量を調整したりしないでください。


| 項目 | 効果の持続時間 | 主な副作用 | 使用頻度 |
|---|---|---|---|
| Theophylline | 徐放性製剤(extended-release)は通常1日1回(夕方)の投与で効果を維持します。正確な持続時間には個体差があるため、獣医師が判断します | 心拍数の増加、嘔吐、薬物毒性反応 | 通常1回/日(夕方) |
| Aminophylline | メチルキサンチン系で、持続時間は個体ごとに異なるため、獣医師が用量と間隔を決めます | 不安、食欲減少、胃刺激 | 1〜2回/日(獣医師の処方による) |
| Albuterol(スプレー) | 吸入型で、主に急性増悪時に使用します。普段から継続的に使うと、かえって気道の炎症が悪化することがあります | 心拍数の増加、震え、咳が悪化する可能性 | 急性増悪時に必要に応じて使用(1日最大3回まで) |
獣医師が患者の状態に応じて適切な薬剤を選択します。メチルキサンチン系は治療域が狭いため、副作用に敏感な猫では低用量から始め、アルブテロールは常時服用ではなく、急性増悪時のレスキュー用として使用します。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Lynelle R. Johnson, DVM, MS, PhD, Dipl ACVIM (SAIM). Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed. Elsevier, 2023.
[2] Canine and Feline Respiratory Medicine, 3rd Edition. Elsevier, 2022.
[3] Textbook of Respiratory Disease in Dogs and Cats. Wiley-Blackwell, 2021.