猫の腹水は、心機能の低下により腹腔内に液体がたまる状態です。この状態は呼吸困難や体重増加を引き起こす可能性があるため、早期の診断と管理が重要です。



このような場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
猫がパンティング(息切れ)をしたり、腹部が急激に膨らんだり、重度のショック症状(めまい、倒れ込み)が見られた場合は、直ちに動物病院へお越しください。これは緊急の腹腔穿刺(腹水吸引)が必要な状態です。腹水が急速に貯留すると呼吸が妨げられる可能性があるため、飼い主さんは変化をいち早く察知し、迅速な対応を取ることが重要です。

| 項目 | 穿刺前 | 穿刺後 |
|---|---|---|
| 呼吸の状態 | ハアハアと荒く、息苦しそうです | 呼吸がぐっと楽になります |
| 腹部の形 | 膨らんでいます | 腫れが目に見えて減ります |
| 活動性 | 動くのがつらそうです | 日常活動が楽になります |
| 食欲 | 減少します | 回復に役立ちます |
腹水穿刺は症状の緩和に役立ちますが、一度にすべての液体を抜くわけではなく、根本原因である心臓の治療を併せて行う必要があります。

注意:繰り返し施術を行う際は注意が必要です
腹水穿刺が繰り返し必要となる場合は、心機能の改善が最優先となります。液体を除去するだけでは根本的な問題の解決にはならないため、獣医師と協力して心臓薬による治療計画を立てる必要があります。頻繁な穿刺は猫に負担をかける可能性があるため、原因に対する治療が不可欠です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[3] AAFP (2024). 2024 AAFP indoor/outdoor lifestyle position statement. Journal of Feline Medicine and Surgery, 26(2). doi:10.1177/1098612x241227827.