生後6~12ヶ月の青年期(ティーン期)の猫の去勢・不妊手術、ワクチン接種、食事の切り替え、行動の変化など、重要なポイントをまとめました。この時期は、猫の生涯の健康の基盤が築かれる大切な時期です。

| 項目 | 6〜8か月 | 9〜10か月 | 11〜12か月 |
|---|---|---|---|
| 性成熟 | 初回発情の可能性 | 性活動が活発 | 性成熟の完了 |
| 体重 | 急増開始 | 成猫体重の80% | 成猫体重の95% |
| 推奨される去勢/避妊 | 適切な時期 | 可能 | 可能 |
| フード | キトン用を維持 | 切り替え準備 | 成猫用フードへ切り替え |
| 予防接種 | 1年目のブースター準備 | 混合ワクチンの追加接種 | 狂犬病の追加 |
個体差があるので、獣医師と相談してスケジュールを調整してください

去勢・卵巣摘出手術の前に必ず確認すべきこと
去勢手術の前には、基本的な血液検査で肝臓と腎臓の機能を確認する必要があります。潜在性心疾患のリスクがある品種(メインクーン、ラグドール、ペルシャなど)では、心エコー検査も推奨されます。手術前の8〜12時間の絶食は必須です。若齢期には、発熱・下痢・嘔吐がある日は手術を延期する必要があります。麻酔前の体調が、手術の安全性にとって最も重要です。

思春期に見過ごされがちな健康のサイン
思春期の猫は、すでに大人のように見えるため、飼い主さんが健康状態の変化に気づきにくいことがあります。突然トイレ以外の場所で排尿したり、普段より多く食べても体重が増えない、あるいは水を異常に多く飲んだりする場合は、泌尿器系や内分泌系の異常のサインかもしれません。雌猫が3〜4週間隔で激しく鳴き、床に体をこすりつけるのは発情期の兆候です。このような変化が24〜48時間以上続く場合は、動物病院を受診する必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little SE, The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2020
[2] Peterson ME, Kutzler MA, Small Animal Pediatrics: The First 12 Months of Life, Elsevier Saunders, 2011
[3] Allaway D et al., Metabolic profiling reveals effects of age, sexual development and neutering in plasma of young male cats, PLoS One, 2016;11(12):e0168144
[4] Root Kustritz MV, Effects of surgical sterilization on canine and feline health and on society, Reprod Domest Anim, 2012;47:214-222