初めて子猫を迎え入れた場合は、最初の72時間以内に動物病院を受診することが第一歩です。ワクチン接種のスケジュール、寄生虫の予防、栄養管理までを段階別のチェックリストにまとめました。

家に入る前に、まず確認してください。
保護猫をすぐに家中で自由に歩かせると、ストレスやトラブルの原因になることがあります。すでに他のペットを飼っている場合は、隔離スペースを事前に用意しておきましょう。トイレ、食器、水飲み器、隠れ家などを別に設置し、最初の1~2週間は小さな部屋でゆっくり慣れさせることが、ストレスを軽減する有効な方法です。涙や鼻水、咳、下痢などの異常な症状が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。


| 項目 | 必須接種 | 任意接種 |
|---|---|---|
| 生後8週 | 猫総合ワクチン1回目 | 猫白血病1回目(外出猫) |
| 生後12週 | 猫総合ワクチン2回目 | 猫白血病2回目(外出猫) |
| 生後16週 | 猫総合ワクチン3回目、狂犬病 | クラミジア(多頭飼育) |
| 1年後・それ以降 | 総合ワクチンの追加接種(最後の子猫接種から1年後)、以降は1〜3年周期 | 獣医師と相談のうえ決定 |
接種の時期や種類は、猫の健康状態・生活環境に応じて獣医師と相談のうえ決めます。

すでにペットを飼っている場合は、同居はゆっくりと進めましょう。
既存の猫や犬がいるご家庭で、子猫をいきなり同居させると、深刻なストレスや喧嘩に発展する可能性があります。獣医行動学の教科書によれば、臭いの交換→ドア越しの確認→視覚的な接触→直接の出会いという順序で、最低でも1~2週間かけて段階的に進めることが重要です。子猫がいつでも逃げ隠れできる安全なスペースを必ず用意してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Horwitz D.F., Mills D.S., et al., Veterinary Guide to Preventing Behavior Problems in Dogs and Cats, Wiley-Blackwell, 2022
[3] Little S.E., The Cat: Clinical Medicine and Management, Elsevier, 2012