猫は体調が悪くても症状を隠す傾向があります。猫からシニア猫まで、年齢ごとの検診間隔と、血液検査・尿検査・超音波検査などの項目別のチェックリストをまとめました。

健康診断の前に必ず確認してください
検診当日は、4〜6時間以上の絶食が必要です。血液検査の数値は食事の有無によって変動する可能性があるためです。ただし、水は飲んでも問題ありません。移動ケージには普段から慣れさせておくよう、日頃から開けておくと、病院でのストレス軽減に役立ちます。また、過去の検診記録と現在使用中の薬やサプリメントのリストを持参していただければ、獣医師がより正確な判断を下すことができます。


| 項目 | 1歳未満 | 1〜7歳 | 7歳以上 | 10歳以上 |
|---|---|---|---|---|
| 身体検査 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
| 血液検査(CBC) | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
| 血液化学検査 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
| 尿検査 | 必要時 | ✅ | ✅ | ✅ |
| 甲状腺検査(T4) | ❌ | 選択 | ✅ | ✅ |
| 血圧測定 | ❌ | 選択 | ✅ | ✅ |
| 腹部超音波 | ❌ | 選択 | ✅ | ✅ |
| 胸部レントゲン | ❌ | 選択 | ✅ | ✅ |
年齢・健康状態に応じて獣医師と相談し項目を調整してください

検診の日程に関係なく、すぐに動物病院へ連れて行かなければならない症状
定期健診の予定日でなくても、以下の症状が見られる場合はすぐに動物病院を受診してください。嘔吐や下痢が1日に3回以上繰り返される、24時間以上食べない、トイレに頻繁に行くのに尿が出ない、突然後ろ足に力が入らなくなる、口を開けて苦しそうに呼吸するなどの状態が該当します。特に排尿できない尿閉は、数時間以内に命の危険がある可能性があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Ettinger, S.J., Feldman, E.C., Côté, E. (Eds.), Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Ed., Chapter 6: Preventive Health Programs, Elsevier, 2017
[2] Little, S.E., The Cat: Clinical Medicine and Management, Chapter 1: Preventive Healthcare for Cats, Saunders Elsevier, 2012
[3] American Association of Feline Practitioners (AAFP), AAFP Feline Senior Care Guidelines, Journal of Feline Medicine and Surgery, 23(7):613-638, 2021