犬の多発性骨髄腫は、骨髄で異常な免疫細胞が過剰に増殖し、血液や骨にダメージを与える悪性腫瘍です。早期発見と包括的な治療が重要です。



すぐに動物病院を受診すべき症状
犬が突然元気を失い、食欲が完全に無くなった場合や、嘔吐や下痢が繰り返される場合、骨折したり、痛みで動けなくなったりしている場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは高カルシウム血症や腎機能の急激な悪化の兆候である可能性があります。



犬種別の注意点と再発予防
コッカー・スパニエル、ジャーマン・シェパード、ボクサーなどの犬種では、多発性骨髄腫が比較的よく報告されています。これらの犬種や高齢の犬では、異常な兆候が見られた際に早めに検査を受けることが早期発見につながります。また、治療後も獣医師が推奨するスケジュールに従って、血液検査や血清タンパク電気泳動などで再発の有無を定期的に確認することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th ed. 2022. Wiley-Blackwell.
[2] Fossum TW, et al. Small Animal Clinical Oncology. 5th ed. Elsevier, 2021.
[3] American College of Veterinary Internal Medicine (ACVIM). Canine Multiple Myeloma Guidelines. 2020.