犬の肝腫瘍は初期症状がほとんどないため、発見が遅れるケースが多いです。診断方法から手術・抗がん剤治療、術後の家庭でのケア方法まで、飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。


この症状が見られた場合は、直ちに救急動物病院へお越しください。
腹部が急激にひどく膨らんだり、激しい痛みを示したりする場合は、腫瘍内出血や破裂の可能性があります。歯茎が蒼白になり、脱力やショック症状が見られる場合、黄疸が急速に進む場合、あるいは痙攣や意識低下を伴う場合は、一刻も早く24時間対応の動物救急病院へお越しください。


予後は腫瘍の種類と発見時期によって大きく異なります。
肝細胞癌が単発の腫瘍として発見され、完全に切除された場合、獣医腫瘍学の教科書によると、手術後数年間再発せずに過ごした症例も報告されています。一方、血管肉腫や転移性腫瘍は予後が不良となるケースが多いです。担当の獣医師と腫瘍の種類、病期、全身状態を十分に相談し、治療方針を決定することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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