犬の肥大型心筋症は、心筋が異常に厚くなることで心機能が低下する遺伝性疾患です。早期発見と適切な管理が、生存率を高めるための鍵となります。



すぐに病院を受診する必要がある緊急のサイン
犬が突然倒れた場合、呼吸が非常に苦しそうに見える場合、あるいは歯ぐき・舌・口内が青紫色(チアノーゼ)に変色している場合は、直ちに救急病院へお越しください。これはうっ血性心不全が進行し、肺に水がたまる(肺水腫)か胸水が溜まった(胸水貯留)ことを示す兆候である可能性があり、命に関わる状態です。



ボクサーやドーベルマン・ピンシャーなどの品種では遺伝子検査をお勧めします。
犬の肥大型心筋症は、家族性(遺伝性)のタイプが報告されている疾患です。同じ疾患が家族内の複数の個体に現れる可能性があるため、親や兄弟に心筋症の既往がある場合は、里親になる前や初めての健康診断の際に、心臓の検査と相談を検討してみてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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