ツツジやシャクナゲに含まれる有毒成分「グレイアノトキシン」は、犬の心臓や神経系に影響を及ぼします。摂取後30分~3時間以内によだれ、嘔吐、心拍数の異常などが現れる可能性があり、少量でも危険ですので、摂取に気づいた場合は直ちに動物病院にご連絡ください。


この症状が見られた場合は、すぐに救急動物病院へお越しください。
発作、意識の低下、立ち上がれない状態、歯茎の蒼白、呼吸困難などの症状が見られた場合は、直ちに救急動物病院を受診してください。小型犬の場合は、少量の摂取でも重症の症状が急速に進行する可能性があります。摂取した植物の一部をジッパー付き袋に入れて病院に持参すると、診断や治療方針の決定に大変役立ちます。


春の散歩の前に知っておきたいこと
4~5月の春先、散歩道や公園、登山道にはツツジやシャクナゲがよく生えています。犬が草や花をむやみに引き抜いて食べないよう、散歩中はリードを短く保つのがおすすめです。自宅の花壇や庭にツツジやシャクナゲがある場合は、犬が近づけないようフェンスを設置しておきましょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Osweiler GD, Hovda LR, Brutlag AG, Lee JA (eds.), Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion: Small Animal Toxicology, 3rd Edition, Wiley-Blackwell, 2016
[2] Schaer M, Gaschen FP (eds.), Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, CRC Press, 2022
[3] Plumb DC, Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition, Wiley-Blackwell, 2023