犬の副腎腫瘍は、ホルモン分泌の異常を引き起こし、体重の変化、多尿多食、筋力低下などを生じさせる悪性腫瘍です。早期の診断と治療が重要です。



直ちに動物病院を受診すべき症状
犬に突然の重度の筋力低下、歯茎の蒼白、腹部膨満、または虚脱(倒れ込む状態)などの症状が見られた場合は、直ちに動物病院を受診してください。副腎腫瘍はまれに隣接する血管に浸潤し、腹腔内の急性出血を引き起こす可能性があるため、一刻も早く獣医師にご相談ください。



高齢犬や特定の品種では注意が必要です。
ダックスフンド、ボクサー、ボストン・テリア、ミニチュア・プードル、ビーグルなどの特定の犬種は、クッシング症候群(副腎機能亢進症)や副腎腫瘍の発症リスクが高い傾向があります。特に中年以降のシニア犬では、定期的な健康チェックで早期発見が可能です。飼い主さんは、体重、食欲、活動量の変化を定期的に確認してみてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed, 2020
[2] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed, 2018
[3] Veterinary Surgical Oncology, 2nd Ed, 2015