猫の好酸球性肉芽腫は、皮膚に好酸球が過剰に集積して慢性炎症性病変を引き起こす皮膚疾患です。ここでは、3つの形態ごとの症状、原因、診断・治療法、そして再発防止のための管理法についてまとめました。


今すぐ病院へ連れて行くべきサイン
以下の症状が見られる場合は、早めに動物病院を受診してください。 • 口腔内やのどに病変が生じ、食事ができない場合 • 病変が急速に拡大したり、滲出液や出血が見られる場合 • 激しくなめたりして、膿や悪臭が生じている場合(二次的な細菌感染症が疑われます) • ステロイド治療中であり、2週間以上改善が見られない場合


再発予防と長期管理
好酸球性肉芽腫は、原因となるアレルギーが解決されない場合、再発が非常に多いです。アレルギーと遺伝的要因が複合的に作用しているとの報告もあるため、原因を完全に除去しにくい場合は、生涯にわたる管理が必要になることもあります。ステロイド剤は獣医師の指示なしに勝手に中止せず、再発の兆候が見られたら速やかに病院に連絡することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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