犬の肝硬変や線維症は、肝臓の組織が徐々に損傷を受け、線維化していく慢性疾患であり、早期発見が治療の鍵となります。症状は少しずつ現れるため、注意深い観察が必要です。



すぐに病院を受診すべき症状
犬に突然の激しい嘔吐、血便、意識低下、腹痛の訴え、あるいは黄疸の急速な悪化が見られた場合は、直ちに動物病院を受診してください。これは肝機能が重度に障害されていることを示しており、生命を脅かす可能性があります。



品種別の注意点と再発予防
特に、銅代謝異常が見られるベドリントン・テリアや、自己免疫性慢性肝炎が報告されているドーベルマンなど、一部の犬種は遺伝的な要因から肝疾患にかかりやすい傾向があります。定期的な健康診断と肝機能検査による早期発見が重要です。また、肝毒性を引き起こす可能性のある食品や物質(玉ねぎ、アセトアミノフェンなどの薬品、アフラトキシンなどのカビ毒素など)を避け、獣医師の指示なしに薬を飲ませないことも大切です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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