高齢猫に見られる認知機能障害の原因、症状チェックリスト、診断方法、治療選択肢および家庭でのケア法を、獣医学のエビデンスに基づいてまとめました。


この症状が見られた場合は、すぐに病院へお越しください。
症状が数日以内に急激に悪化したり、発作・突然の麻痺・目の焦点の喪失が伴う場合は、認知機能障害ではなく他の神経系疾患の可能性があります。24時間以上食事や水を拒否したり、立ち上がれない場合も、すぐに病院へ連れて行ってください。脳腫瘍・脳髄膜炎・高血圧危機など、緊急の治療が必要な疾患との鑑別が必ず必要です。


甲状腺機能亢進症と高血圧が同時に起こるケースが少なくありません。
高齢猫では、甲状腺機能亢進症や高血圧が認知機能障害と併発することがよくあります。これらの疾患は認知症状を悪化させたり、類似した症状を引き起こしたりするため、「単なる認知症」と判断してしまうと、本当の原因を見逃す可能性があります。6ヶ月に1度は血圧測定と血液検査を行い、併存疾患を必ず確認してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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