犬の拡張型心筋症(DCM)は、心筋が弱くなることで心臓が大きくなり、収縮力が低下する疾患で、主に大型犬に発症します。早期に発見し適切に管理することで、生活の質を向上させることができます。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が突然息切れをしたり、口が青ざめたり、倒れたりする場合は、心停止や急性心不全の兆候です。このような場合は、直ちに動物病院へ搬送する必要があります。特に大型犬の場合は、定期的な心臓検査で早期発見が可能です。迅速な対応が命を救うことになります。



品種別の注意点と再発予防
ドーベルマン、グレートデーン、アイルランドウルフハウンドなどの大型犬種は、拡張型心筋症(DCM)に非常に脆弱です。これらの犬種の犬を迎え入れる際は、必ず親犬の心臓検査記録をご確認ください。また、心臓病が疑われる場合は、早期検査を通じて遺伝的なリスクを評価することができます。病気の進行を抑制するためには、薬物療法と生活習慣の管理を継続的に行う必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | 主な症状 | おすすめの対応 | 獣医師への相談時期 |
|---|---|---|---|
| 初期(無症状) | 症状なし、定期検診で異常を発見 | 定期的な心臓検診、タウリン値の確認 | 直ちに相談 |
| 中期(軽度) | 活動力の低下、軽い呼吸困難 | 薬の開始、運動の調整、食事の調整 | 3か月以内に相談 |
| 後期(重度) | 激しい呼吸困難、咳、腹部の膨満 | 入院治療、利尿剤・強心剤などの集中的な薬物治療 | 直ちに相談 |
症状が悪化したら病院受診を遅らせないでください。早期の介入が生存率を高めます。
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[1] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats, 2022, Elsevier
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, 2020, Elsevier
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me, 2021, Penguin Random House