小型犬と大型犬のドッグフードは、粒の大きさだけでなく、月々の費用、消化への負担、栄養密度も異なります。体型別にどのドッグフードが適しているか、月々の費用差はいくらかを一目でわかるようにまとめました。


| 項目 | 小型犬用フード | 大型犬用フード |
|---|---|---|
| 粒の大きさ | 5~8mmの小粒 | 12~18mmの大粒 |
| カロリー密度 | 400kcal/100g以上 | 340~380kcal/100g |
| タンパク質含有量 | 26~30% | 22~26% |
| 1日の給与量(5kg基準) | 約90~110g | 該当なし |
| 1日の給与量(30kg基準) | 該当なし | 約380~450g |
| 主な添加成分 | オメガ3、タウリン | グルコサミン、コンドロイチン |
一般的なプレミアムドライフードの平均基準です。製品によってばらつきがあります。

| 項目 | 1日の給与量 | 月の消費量 | 月の費用(プレミアム基準) |
|---|---|---|---|
| 3kgの小型犬 | 60~80g | 約2.1kg | 2,000円〜3,000円 |
| 7kgの小型犬 | 130~160g | 約4.5kg | 3,000円〜5,000円 |
| 15kgの中型犬 | 240~280g | 約7.8kg | 5,000円〜8,000円 |
| 30kgの大型犬 | 400~450g | 約12.5kg | 8,000円〜10,000円 |
| 40kgの超大型犬 | 520~580g | 約16.5kg | 10,000円〜20,000円 |
プレミアム級(100gあたり約100円)のドライフード基準で、ブランド・活動量によって異なります。
価格の前に確認すべきこと
安価なドッグフードを探す前に、まず「完全栄養食」の表示と、年齢や体型に適合しているかを確認しましょう。価格が安くてもタンパク質の品質が低いと、皮膚や消化器系のトラブルを起こし、かえって病院代がかかってしまう可能性があります。獣医栄養学の教科書によれば、大型犬に小型犬用の高カロリーフードを与えると、肥満や関節への負担が大きくなるとされています。


品種や状態に合わせた専用フードも検討してみましょう
品種別ドッグフード(マルチーズ・プードル・リトリバー専用など)は、粒の形状や栄養バランスをその品種の特性に合わせて設計された製品です。必須ではありませんが、偏食がひどい場合や特定の疾患のリスクがある場合は役立ちます。特に関節疾患のリスクが高い品種の場合は、犬の関節サプリメントガイドでサプリメントの情報もご確認ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Fascetti AJ, Delaney SJ. Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed. Chapter 8: Commercial and Home-Prepared Diets
[2] Ettinger SJ, Feldman EC. Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Ed. Nutrition Chapter
[3] Little S. The Dog Care Handbook: Things I Wish My Vet Had Told Me