犬のドッグフードに含まれるタンパク質原料である牛、鶏、サケ、羊の特徴、消化率、アレルギーリスクを比較し、わが子に合ったタンパク質を選ぶ方法をご紹介します。

| 項目 | 牛肉 | 鶏肉 | サーモン | ラム肉 |
|---|---|---|---|---|
| 消化率(一般的) | 高い | 非常に高い | 高い | 中程度~高い |
| アレルギー頻度 | 高い | 高い | 低い | 中程度~高い |
| 脂肪・カロリー | 高い | 中程度 | 高い(オメガ3) | 高い |
| 特徴的な成分 | 鉄分・亜鉛 | 必須アミノ酸 | オメガ3・DHA | バランスの取れたアミノ酸 |
| おすすめ対象 | 運動量の多い成犬 | 一般の成犬全年齢 | 皮膚・関節ケア | 接触歴のない個体 |
アレルギーの頻度は獣医学文献に基づくもので、ラム肉はよくあるアレルゲンに分類されます。「新しいタンパク質」とは、その個体が以前に接したことのない原料を意味し、個体差が大きいので獣医師と相談の上で決めてください。


アレルギーの疑いがあるサインが見られたら、タンパク源を変えてみましょう
次の症状が2週間以上繰り返される場合、現在のタンパク質が犬に合っていない可能性があります。 - 繰り返されるかゆみ: 足・耳・お腹・お尻を頻繁に掻いたりなめたりする - 慢性下痢・軟便: 特定のドッグフードを与えた後、便の状態が一貫して悪化する - 外耳炎の再発: 耳を頻繁に振り、臭いがする - 嘔吐・げっぷの増加: 食事後1〜2時間以内に繰り返される 自己判断でフードを変更せず、獣医師と相談した上で8週間の食事除去試験を行い、原因を確認してください。

原材料表示の見方に関するヒント
ドッグフードの包装に記載されている原材料名は、含有量の多い順に並んでいます。最初の原材料が「鶏肉」や「サケ」などの生肉であれば、タンパク質の貢献度が高いことを示します。逆に「トウモロコシ」「小麦」「米ぬか」などが先に記載されている場合は、穀物ベースのドッグフードであり、実際の動物性タンパク質の割合が低い可能性があります。また、単一タンパク質(シングルプロテイン)か混合タンパク質(マルチプロテイン)かも確認しておくと、アレルギーが発生した場合の原因究明がはるかに容易になります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fascetti AJ, Delaney SJ. Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed, Chapter 8 Commercial and Home-Prepared Diets
[2] Hand MS et al., Small Animal Clinical Nutrition, 5th Ed, Chapter 31 Adverse Reactions to Food
[3] Ettinger SJ, Feldman EC. Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Ed, Nutrition Chapter