サモエドに多く見られる股関節形成不全の原因や症状から、年齢別の予防・管理法、治療オプションまで、飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。


この症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。
愛犬が突然後ろ足を上げて歩いたり、朝床から自力で起き上がれなくなったり、痛みで臀部に触れられなくなったり、跛行が数日経っても改善しない場合は、すぐに動物病院を受診してください。保存的治療を開始した場合でも、通常は2週間以内に明確な改善が見られます。改善が見られない場合は、2~4週間以内に再診し、診断と治療計画を再評価することが望ましいです。早期発見・早期対応ほど、痛みや関節の損傷を最小限に抑えることができます。


サモエドの飼い主さんが特に気をつけるべきポイント
サモエドの厚い二重被毛は、痛みのサインを隠しやすい傾向があります。外見上は元気そうに見えても、体重のかかり方や座る姿勢に変化が見られたら、まず関節の問題を疑ってみてください。また、寒い環境では関節のこわばりが悪化することがあるので、冬場の就寝スペースの温度やクッション性の床にも気をつけてあげてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Textbook of Veterinary Orthopaedic Surgery. Hip Dysplasia: Diagnosis, Surgical Approach to Femoral Head and Neck Ostectomy, and Coxofemoral Joint Evaluation.
[2] Schaer M (Ed.). Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. CRC Press. Chapter: Hip Dysplasia — Definition, Overview, and Risk Factors.
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me. Hip Dysplasia: Anatomical and Conformational Problem in the Coxofemoral Joint.