パグの深い顔のしわは魅力ですが、皮膚炎が起きやすい部位でもあります。毎日の拭き取りケアと、注意すべきサインをまとめました。


このようなサインが見られたら、すぐに病院へ連れて行ってあげてください。
単なる赤みであれば家庭でのケアでも問題ありませんが、次の症状のいずれかが見られた場合は、24時間以内に動物病院を受診するのが安全です。パグは短頭種であるため、麻酔や手術のリスクが他の犬種よりも高くなります。そのため、皮膚トラブルが悪化する前に早期に対処することが何より重要です。 - しわの間に黄色い滲出液や膿が出る - 強い腐敗臭や魚の生臭さが持続する - 皮膚が厚くなり黒ずむ(慢性化の兆候) - 頻繁に顔を手で掻いたり、床に擦り付けたりする - 食欲低下や発熱を伴う

パグだから特に注意すべきこと
しわのお手入れと同様に、パグの飼い主さんが知っておくべき品種特有の特性があります。 - 短頭種呼吸症候群: 息切れが激しい場合は、無理な散歩を控える - 体温調節能力の弱さ: 夏場は27度以上の場合、散歩時間を短縮する - 半椎体奇形: 尻尾付近の脊柱奇形が一般的であるため、ジャンプや階段には注意する - 角膜露出: 目が飛び出しているため、涙や異物に弱い - アレルギー体質: 食物や環境アレルギーにより、しわ部分の皮膚炎が悪化しやすい


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Hendricks JC, Brachycephalic Airway Syndrome, Textbook of Respiratory Disease in Dogs and Cats
[2] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 41 - Brachycephalic Breeds
[3] Miller WH et al., Muller and Kirk's Small Animal Dermatology, 7th Edition