パグが特に注意すべき遺伝性疾患であるPDE(壊死性脳髄膜炎)、半椎骨、短頭種呼吸器症候群をまとめて解説しました。飼い主さんが知っておくべき早期の兆候とケアのポイントも盛り込んでいます。


この兆候が見られたら、すぐに動物病院へお越しください。
以下のいずれかに該当する場合は、24時間以内に動物病院で神経・整形外科の検査を受けてください。 - 全身または部分発作が1回でも発生 - 突然、一方へ向かって回るような旋回運動を繰り返す - 後ろ足に力が入らなくなったり、足先をドラッグするように歩く - 突然、尿や便の失禁が始まる - 普段とは異なる攻撃的行動や、ぼんやりとした様子が見られる

肥満はすべての疾患を悪化させます。
パグは食欲が旺盛なため、肥満になりやすい傾向があります。肥満は短頭種呼吸器症候群を悪化させたり、脊椎や関節への負担を増やしたりするなど、さまざまな健康リスクを高める原因となります。一般的に、理想体重の15%を超えると過体重、20%以上を超えると肥満と判断されます。週1回、肋骨が手で簡単に触れられるか確認し、触れにくい場合は餌の量を調整し、獣医師と食事内容について相談することをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Hendricks JC, Brachycephalic Airway Syndrome, Textbook of Respiratory Disease in Dogs and Cats
[2] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 41
[3] Greer KA et al., Necrotizing meningoencephalitis in Pug dogs, Veterinary Pathology, 2010
[4] Bertram S et al., Hemivertebrae in brachycephalic screw-tailed dog breeds, Journal of Small Animal Practice, 2018