子犬の嘔吐は、単なる過食から腸閉塞まで原因はさまざまです。嘔吐物の色別原因、緊急性の高いサイン、自宅でできる初期対応法を獣医学の教科書を根拠にまとめました。

| 状況 | 緊急性 | 対応 |
|---|---|---|
| 1~2回の嘔吐で活発 | 低い | 12時間の絶食後に観察 |
| 1日3回以上の繰り返し嘔吐 | 中程度 | 当日中に動物病院を受診 |
| 嘔吐物に血が混じっている | 高い | 直ちに救急動物病院へ |
| 嘔吐+元気がない+食欲なし | 高い | 直ちに救急動物病院へ |
| 異物を飲み込んだ後の嘔吐 | 高い | 直ちに救急動物病院へ |
| 嘔吐と下痢が同時に起こる | 中程度~高い | 脱水に注意し、早めに動物病院を受診 |

このような場合は、すぐに救急病院へお越しください。
次のいずれか当てはまる場合は、一刻も早く救急動物病院へお越しください。 • 短時間で嘔吐を繰り返す • 嘔吐物に血が混じっている、またはコーヒーかすのような色をしている • 嘔吐とともに極度に元気がなく、動かそうとしない • おもちゃや骨などの異物を飲み込んだ後に嘔吐する • お腹を触ると激しく痛がる • まだ子犬である 特に異物を飲み込んだ後の繰り返す嘔吐は腸閉塞の可能性があるため、嘔吐を止める薬だけでは解決しません。

愛犬が嘔吐したときに、飼い主さんが絶対にやってはいけないこと
子犬が嘔吐した際、保護者が誤った対応をすると、かえって状態が悪化してしまう可能性があります。 • 人間用の消化薬や吐き気止めを独断で与えないでください。子犬にとって危険な成分が含まれている場合があります。 • 嘔吐直後に食事やおやつをすぐに与えないでください。胃に追加の刺激を与えてしまいます。 • 異物を飲み込んだような場合でも、無理やり吐かせようとしないでください。尖った物体が食道を再び傷つける恐れがあります。 • 一度に大量の水を飲ませないでください。少量ずつ、頻繁に与えるのが望ましいです。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Chapter 2.17: Vomiting
[2] Handbook of Veterinary Pharmacology — Chapter 11: Drugs Used for Treatment of Gastrointestinal Diseases
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me — Vomiting and Diarrhoea