子犬の嘔吐と食欲不振が繰り返される場合、膵炎の可能性があります。急性と慢性の見分け方、緊急を要する症状、低脂肪食による管理方法まで、獣医学の教科書に基づいてまとめました。

| 区分 | 急性膵炎 | 慢性膵炎 |
|---|---|---|
| 発症 | 突然発生 | 徐々に進行 |
| 症状 | 激しい嘔吐、激しい腹痛 | 間欠的な嘔吐、食欲低下 |
| 経過 | 迅速な治療で回復可能 | 膵臓機能が徐々に低下 |
| 合併症 | 多臓器不全のリスク | 糖尿病、消化障害 |
| 緊急性 | 緊急事態となる可能性あり | 長期的な管理が必要 |

この症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。
嘔吐が止まらず、重度の脱水やショックの兆候(歯茎が乾燥したりネバネバしたりするなど)が見られる場合、腹部に触れると激痛を訴える場合、あるいは全身状態が急速に悪化している場合は、重症の急性膵炎の可能性があります。治療が遅れると多臓器不全に発展する恐れがあるため、直ちに動物病院を受診してください。特に体力が急激に低下し、ぐったりしている場合は、一刻も早く行動を起こしてください。


| 分類 | 避けるべき食品 |
|---|---|
| 脂肪分の多い肉類 | 牛肉、羊肉、うさぎ肉、ソーセージ、加工肉 |
| 脂肪分の多い魚類 | サケ、イワシ |
| 乳製品 | チーズ、クリームチーズ、一般的なヨーグルト、バター |
| おやつ類 | 肉乾き、ソーセージ型のおやつ、ピーナッツバター |
| その他 | 油、豆腐 |
人間の食べ物を分け与えるのは、絶対にやめましょう。
祝祭日や外食後の残りを犬に与えることは、膵炎の最も一般的な原因の一つです。子犬がどんなに欲しがっても、調味された肉・揚げ物・脂っこいスープなどは、深刻な急性膵炎を引き起こす可能性があります。家族全員がこのルールを守ることが大切です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed — Chapter 12: Nutritional Management of Pancreatitis
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Chapter 25: Nutrition of the Critically Ill Dog and Cat
[3] Fundamentals of Veterinary Clinical Pathology, 3rd Edition — Pancreatitis
[4] Small Animal Internal Medicine, 6th Ed — Exocrine Pancreatic Disease