猫の腹部が急膨張した場合は、腹水やFIP(伝染性猫腹膜炎)、腸閉塞などの深刻な原因が考えられます。緊急度の判断基準と、すぐに病院へ連れて行くべき兆候を段階的にまとめました。


このような症状が見られる場合は、すぐに救急病院へお越しください。
口を開けて呼吸している、あるいは歯茎や舌が白っぽく、または青ざめている場合は、数分以内に状態が急激に悪化する可能性があります。お腹を触れただけでも激痛を訴える、あるいは突然倒れて起き上がれないような場合は、直ちに24時間対応の動物病院へお越しください。搬送中は、猫をできるだけ静かで暖かい状態に保ってあげてください。

自宅で絶対にやってはいけないこと
膨らんだお腹を無理に押したりマッサージしたりするのは避けましょう。腹水や腹膜炎の状態では、圧迫によって痛みが激しくなったり、臓器が損傷するリスクがあります。人間用の利尿剤や消化剤を勝手に与えると、腎不全や電解質バランスの乱れを引き起こす可能性があります。原因が不明なまま数日様子を見ていることも危険です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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