犬にとって、クルミやペカンはカビ毒・高脂肪・キシリトールの影響で震え・嘔吐・膵炎を引き起こす危険な食品です。段階別の症状や応急処置の方法、回復期の管理法までまとめました。

| 項目 | クルミ(カビ) | クルミ(きれい) | ピーカン | マカダミア |
|---|---|---|---|---|
| 主な毒性物質 | ペニトレムA・ロックフォルチン | 高脂肪・異物 | 高脂肪(カビの場合は震えを起こす毒素) | 未詳の神経毒 |
| 主な症状 | 全身の震え・発作・過体温 | 嘔吐・下痢・膵炎の可能性 | 嘔吐・下痢・膵炎の可能性 | 後肢の脱力・震え・発熱 |
| 危険度 | 非常に高い | 中 | 中~高い | 高い |
| 発現時間 | 数十分~数時間 | 数時間~数日 | 数時間~数日 | 12時間以内 |
量が少なくても、カビの生えたナッツは神経症状を引き起こすことがあります。小型犬ほど、カビが疑われるほど、摂取したらすぐに動物病院に連絡してください。

動物病院にすぐ連れて行かなければならない緊急事態
次のいずれかに該当する場合は、深夜や早朝でも24時間対応の動物病院へお越しください。 - 胡桃やピカンナッツを摂取した後、震えが止まらない場合 - 発作、全身のけいれん、意識低下が見られる場合 - 体温が40℃を超えているか、激しいパンティングが見られる場合 - カビの生じた胡桃を摂取したことが確認された場合(症状がなくても直ちに病院へ) - 小型犬がカビの生じたナッツ類を摂取した場合 震えがひどくなると、それに伴って体温が危険なほど上昇し、全身の状態が急速に悪化することがあります。そのため、時間が経つほど危険性が高まります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion: Small Animal Toxicology, 3rd Edition — Tremorgenic Mycotoxins 챕터
[2] Eriksen GS, Jaderlund KH, Moldes-Anaya A et al., Poisoning of dogs with tremorgenic Penicillium toxins, Medical Mycology, 2010
[3] Kormpou F, O'Sullivan A, Troth L, Adamantos S, Use of intravenous lipid emulsion in dogs with suspected tremorgenic mycotoxicosis: 53 cases, Veterinary Evidence, 2018
[4] Walter SL, Acute penitrem A and roquefortine poisoning in a dog, Canadian Veterinary Journal, 2002