犬の飛蚊症は、硝子体に濁った点や糸状のものが浮かんでいる状態を指します。大半は無害ですが、原因によっては重大な疾患である可能性もあります。保護者の方が知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
急に多数の硝子体混濁が現れたり、視力の低下、目の痛み、出血、涙の急激な増加が見られた場合は、すぐに獣医師にご相談ください。これは網膜剥離や内部出血の前兆である可能性があります。


| 項目 | 経過 | 主な特徴 | 治療の必要性 | 予後 |
|---|---|---|---|---|
| 軽度の飛蚊症 | 少数の点や糸のようなものが浮遊 | 日常生活に影響なし | なし | 良好 |
| 中等度の飛蚊症 | 点が多く動きが明瞭 | 視線が乱れる、まばたきの増加 | 経過観察が必要 | 普通 |
| 重度の飛蚊症 | 視野に大きな影響、出血または炎症を伴う | 視力低下、痛み、腫れ | 治療が必要 | 条件付き |
診断後、獣医師が状態を評価して適切な管理の方向性を提示します。

注意事項と禁忌
飛蚊症があっても、手で目を頻繁に触ったり、薬を安易に滴下したりしないでください。不適切なケアは、目にさらに大きなダメージを与える可能性があります。獣医師の指示なしに治療を開始しないでください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th ed. (2022). Wiley-Blackwell.
[2] Gelatt, K.N. et al. (2018). Veterinary Ophthalmology, 5th ed. Wiley-Blackwell.