犬の目元の位置がずれる症状について、その原因と対処法を正確に把握しておく必要があります。飼い主の方が知っておくべき重要な情報をQ&A形式でまとめました。



すぐに動物病院を受診する必要がある場合
犬が急に目がずれたり、目に衝撃を受けた後に斜視が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。これは脳神経の損傷や脳疾患の兆候である可能性があります。また、目が腫れている場合や痛みを訴えている場合も、緊急に診察を受ける必要があります。斜視は単なる外見上の問題を超えて、視機能に影響を及ぼす可能性があるため、迅速な対応が重要です。


| 項目 | 原因 | 治療方法 | 予後 |
|---|---|---|---|
| 先天性斜視 | 遺伝的要因 | 経過観察または手術 | 原因により異なる |
| 外傷性斜視 | 頭部・眼窩の外傷 | 原因疾患の治療 | 普通 |
| 神経性斜視 | 脳神経・前庭系の異常 | 原因疾患の治療または手術 | 原因により異なる |
| 筋性(外眼筋)斜視 | 外眼筋の炎症・異常 | 抗炎症・免疫調節治療または手術 | 原因により異なる |
治療方法は獣医師の判断によって異なる場合があります。予後は原因や早期治療の有無によって変わります。
予後は早期治療ほど良好です。
斜視は、早期発見と治療が予後に大きな影響を与えます。特に子犬の時期に斜視が見られる場合、視覚の発達に支障をきたす可能性があります。獣医師のアドバイスに従い、定期的な検診と治療を受けることが重要です。治療を遅らせると、視力低下や両眼の協調機能の低下が生じる恐れがあります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed, 2023
[2] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me, 2022
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Ed, 2021