犬の心臓病治療でよく使われるピモベンダンについて、飼い主さんが知っておくべき重要な情報をQ&A形式でまとめました。



| 項目 | ピモベンダン | ジゴキシン | ACE阻害薬 |
|---|---|---|---|
| 主な作用 | 陽性変力作用+動・静脈拡張(イノダイレーター) | 陽性変力作用(心臓収縮力の増加) | 血管拡張 |
| 酸素要求量 | 増加させない | 増加させる | — |
| 不整脈への影響 | 処方用量では不整脈を誘発しない | 獣医師のモニタリングが必要 | 低い |
| 服用頻度 | 1日2回(約12時間間隔) | 獣医師の処方に従う | 獣医師の処方に従う |
ピモベンダンは左心房・左心室の拡大がある無症状期(ACVIMステージB2)と、症状のあるステージCで標準治療として推奨されます。拡大以前のステージ(B1)には推奨されません。服用時期と方法は必ず獣医師の指示に従ってください。

急激な呼吸困難やショック症状が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。
ピモベンダンの服用中に、突然呼吸困難や口元が青ざめる、倒れるなどの症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。これらは深刻な副作用の可能性がありますので、服用中は常に注意を払っておく必要があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb, D.C. (2023). Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition. Wiley-Blackwell.
[2] Stern, J.A. & Walker, A.L. (2022). Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition. Elsevier.
[3] Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion, Small Animal Toxicology, 3rd Edition. Wiley-Blackwell, 2021.