犬のフィラリア症予防薬を選ぶ際の最も重要な基準と違いをまとめました。飼い主さんが必ず知っておくべき核心情報を一目で確認できます。


| 項目 | 主な投与周期 | MDR1遺伝子変異品種の安全性 | 追加効果 |
|---|---|---|---|
| Selamectin | 月1回 | 推奨用量で安全(イベルメクチン感受性犬を含む) | ノミ・マダニなど外部寄生虫の予防 |
| Milbemycin oxime | 月1回 | 推奨用量で安全 | 回虫・鉤虫・鞭虫など腸内寄生虫の予防 |
| Ivermectin | 月1回 | 推奨予防用量で安全(高用量注意) | 寄生虫の駆除 |
FDAの承認を受けた正規のフィラリア(犬糸状虫)予防薬は、推奨用量においてMDR1遺伝子変異品種でも安全であることが確認されています。ただし、コリー(Collie)など一部の犬種は高用量のIvermectinに敏感で、無気力・運動失調といった中枢神経系の副作用が現れることがあるため、推奨用量を守る必要があります。Selamectinはイベルメクチン感受性犬でも安全であることが知られており、好んで用いられることがあります。

直ちに動物病院を受診する基準
予防薬の投与後に吐き気、元気のなさ、発熱、呼吸困難、けいれんなどの症状が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。これらは深刻な副作用である可能性があります。



タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. (2022). Wiley-Blackwell. ISBN: 978-1119727708
[3] Handbook of Veterinary Pharmacology. (2021). Elsevier. Chapter 7: Drugs for Heartworm Prevention and Therapy