猫の細菌性膀胱炎は、膀胱に細菌が侵入して炎症を引き起こす疾患で、主な症状は排尿困難と痛みです。早期発見と適切な治療が重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
猫が12時間以上排尿しない、またはトイレに行っても尿が出ない場合は、直ちに動物病院へお越しください。これは膀胱が詰まって尿が出せなくなる「尿路閉塞」の可能性があります。この状態は命に関わるため、決して様子を見ているわけにはいきません。また、尿が赤や黒に変色したり、猫がショック状態のように倒れ込んだりするケースも緊急事態です。



| 項目 | 主な症状 | 対処方法 |
|---|---|---|
| 軽度 | トイレに頻繁に行くが尿は少ない、軽い痛み | 水分摂取の増加、抗生物質の服用を開始 |
| 中等度 | 排尿困難、鳴いたり苦しそうな表情、血尿 | 尿培養検査、専門的な治療の開始 |
| 重度 | 尿がまったく出ない、ショック状態、倒れる | 救急病院を受診、導尿カテーテルの挿入が必要 |
症状が悪化したらすぐに病院の受診が必要です。
注意すべき点
抗生物質を服用中の猫には、急に薬を中止しないでください。再発や耐性菌の発生につながる可能性があります。また、猫が12時間以上排尿できない状態が続く場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。膀胱が閉塞すると命に関わるため、早期の対応が不可欠です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2017
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, Wiley-Blackwell, 2021
[3] Feline Lower Urinary Tract Disease: A Comprehensive Guide, American Veterinary Medical Association, 2020