犬の胆嚢炎は、胆汁の流れが滞ったり炎症が生じたりする疾患であり、早期発見が重要です。飼い主さんが知っておくべき重要な情報をQ&A形式でまとめました。



黄疸が生じたり、持続的な嘔吐が見られる場合は、直ちに動物病院を受診する必要があります。
黄疸は、胆汁の排出障害や胆管閉塞で現れうる重要な兆候です。嘔吐が長引くと脱水を引き起こす可能性があります。胆嚢が破裂したり、結石が総胆管を塞いだりすると、黄疸を伴って状態が急速に悪化するおそれがあります。こうした兆候が見られた場合は放置せず、直ちに獣医師にご相談ください。



肥満や高脂肪食を続けると、再発のリスクが高まります。
以前に胆嚢炎を患った犬は、再発や合併症のリスクがあるため、継続的な管理が必要です。発熱、黄疸、食欲の変化などの兆候が再び現れていないか、よく観察してください。処方された食事と薬物は獣医師の指示に従って維持し、定期的な検診で胆嚢の状態を確認することが、再発と悪化を防ぐのに役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | 主な症状 | 主な治療方法 | 予後 |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 食欲の変化、軽い嘔吐 | 抗生物質治療、支持療法 | 管理すれば良好 |
| 中等度 | 持続的な嘔吐、腹部の不快感、黄疸 | 抗生物質+支持療法+定期検診 | 普通 |
| 重症 | 発熱、腹痛、黄疸、胆嚢破裂の疑い | 胆嚢摘出術、入院治療 | 手術成功時は回復が期待できます |
治療と予後は、診断のタイミングや胆嚢破裂・閉塞の有無など、状態によって大きく変わります。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, 2021
[3] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition, 2019