犬の細菌性肺炎は、初期症状が軽い咳から始まるものの、急速に悪化することがあります。保護者の方が知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに病院を受診すべきサイン
犬の呼吸が非常に速くなり、唇や口内が青紫色を帯びたり、激しい咳により呼吸困難を呈したりする場合は、直ちに動物病院を受診してください。これは肺機能の低下や低酸素症の兆候であり、生命を脅かす可能性があります。ためらわずに緊急診療を受けてください。
| 項目 | 主な症状 | 対処方法 |
|---|---|---|
| 軽症 | 軽い咳、わずかな呼吸困難 | 獣医師に相談のうえ薬を処方、注意深く観察 |
| 中等度 | 持続する咳、発熱、食欲低下 | 抗生物質の投与、胸部X線撮影、病院での検査が必要 |
| 重症 | 呼吸困難、唇が青くなる、意識低下 | 入院治療、酸素供給、強力な抗生物質治療 |
症状が悪化した場合は直ちに病院を受診する必要があります。



注意すべき点
犬が抗生物質を服用している間は、途中で薬を中止せず、服用時間を正確に守ることが大切です。また、他の犬との接触は最小限に抑え、咳をした場所は必ず消毒してください。再発のリスクが高いため、治療後も症状の変化を継続して観察する必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Johnson et al. (2013). Canine and Feline Respiratory Medicine, 3rd Edition. Elsevier.
[2] Radhakrishnan A, Drobatz KJ, Culp WT, King LG. (2007). Community-acquired infectious pneumonia in puppies: 65 Cases (1993–2002). Journal of the American Veterinary Medical Association, 230(10), 1495–1502.
[3] Dear et al. (2021). Bacterial pathogens in canine respiratory infections: A multicenter study. Veterinary Microbiology, 259, 109145.