猫の回虫は、人間にも危険な寄生虫です。飼い主さんが知っておくべき症状、予防法、治療のタイミングなどをまとめました。



すぐに動物病院を受診する必要があるサイン
猫に激しい下痢や持続的な嘔吐、腹部の著しい膨満、あるいは元気がなく倒れているような状態が見られる場合は、直ちに獣医師にご相談ください。これは回虫が腸を閉塞している可能性や、腸管に重度の損傷を与えている可能性があります。特に猫の場合は危険度が高くなります。

| 項目 | 効果範囲 | 使用周期 | 注意事項 |
|---|---|---|---|
| ピランテルパモ酸塩 | 回虫、鉤虫(十二指腸虫) | 獣医師の指示に従って反復投与 | 妊娠・授乳中は獣医師と相談 |
| フェンベンダゾール | 回虫、条虫(タエニア) | 獣医師の指示に従って投与 | 比較的安全ですが処方が必要です |
| ミルベマイシン(またはモキシデクチン) | 回虫、鉤虫、鞭虫 | 1回投与(必要に応じて再投与) | 猫専用製剤を使用 |
獣医師が体重と状態に合わせて処方します。服用前に必ず相談してください。

注意: 人間にも感染する可能性があります。
猫の回虫の卵は人間にも感染する可能性があります。特に、小さな子供が汚染された土に触れたり、手を洗わずに口を近づけたりすると感染リスクが高まります。これにより、寄生虫が眼や脳に移動して深刻な損傷を引き起こす恐れがあるため、猫の生活環境は常に清潔に保つようにしてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, 2020
[3] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2019