猫の舌や唇の病変は、初期には目立ちにくいものの、深刻な疾患の兆候である可能性があります。飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。



直ちに動物病院を受診すべき場合
猫が食事を拒否し、口を開けず、口から出血している場合は、直ちに動物病院を受診する必要があります。これは、重度の感染症、腫瘍、または外傷の兆候である可能性があります。正確な診断のために、獣医師は血液検査、組織検査、X線撮影などを施行することがあります。
| 項目 | 主な特徴 | 対処法 |
|---|---|---|
| 歯周囲の炎症 | 唇や舌の先が腫れ、出血することがある | 歯のクリーニングおよび抗生剤治療 |
| ウイルス性病変 | 小さな潰瘍が複数でき、発熱を伴うことがある | 免疫調節治療および症状の緩和 |
| 自己免疫性病変 | 口全体に散在する潰瘍、再発の可能性が高い | 免疫抑制剤の使用および長期管理 |
| がん性病変 | 固定した病変、急速に増大、出血の頻度が高い | 早期の手術および病理検査が必須 |
病変の性質を把握するには、獣医師による精密検査が必要です。

注意:ご自宅での自己診断はご遠慮ください。
猫の口腔内の病変は、外見上は似ていても、その原因は大きく異なります。自己判断で薬を飲ませたり、自宅で治療を試みたりすると、症状が悪化してしまう可能性があります。必ず獣医師の診断を受けることが、安全で効果的な方法です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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