犬の肘関節形成異常は、肘関節内の骨や軟骨の発育異常によって生じる複合的な整形外科疾患です。早期発見と適切な治療により、痛みや関節炎の進行を大幅に軽減することができます。


このような場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。
前足を48時間以上ほとんど着地できない場合、または肘が著しく腫れて触ると激痛を伴う場合は、当日の受診が必要です。強い痛みを放置すると、関節軟骨の損傷が急速に進行し、二次性の骨関節炎を引き起こす可能性があります。


大型犬を飼っている飼い主さんは、ぜひ知っておいてほしいこと
ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、ロットワイラー、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、ドイツ・シェパードは、肘関節形成不全の発症率が特に高い犬種です。4〜6ヶ月齢から定期的に関節の検査を受けることをおすすめします。成長期には大型犬専用のドッグフードでカルシウムとリンの比率を適切に調整し、過度なジャンプや階段の頻繁な昇降を控えることで、予防に役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Tobias KM, Johnston SA. Veterinary Surgery: Small Animal, 2nd Ed. Elsevier, 2018.
[2] Fitzpatrick N, Smith TJ, Evans RB, Yeadon R. Radiological and arthroscopic findings in 84 dogs with medial coronoid disease. Veterinary Surgery, 2009.
[3] BSAVA Manual of Canine and Feline Musculoskeletal Disorders. British Small Animal Veterinary Association, 2016.