犬の分離不安・攻撃性・強迫行動に用いられる行動修正薬の種類、診断方法、家庭でのケアのポイントを獣医学顧問チームがまとめました。


すぐに動物病院へ連れて行かなければならない場合
以下の場合は、当日中に動物病院を受診する必要があります。 • 他の動物や人に噛みつき、攻撃して怪我を負わせた場合 • 自傷行為により皮膚が擦り切れたり、出血が生じた場合 • パニック状態になり、頭を壁や窓に繰り返しぶつけている場合 • 現在服用中の薬を飲んだ後、嘔吐、痙攣、意識低下などの症状が現れた場合


品種別の注意点と再発予防
行動修正に用いる薬物は、多くの場合、人間用の医薬品を獣医師が適応外使用として処方するものです。そのため、処方を始める前には、必ず愛犬の品種・基礎疾患・現在服用中の薬を獣医師に伝え、起こり得る副作用について十分な説明を聞き、同意してから開始することが大切です。また、症状が安定したからといって自己判断で薬を中止すると再発する恐れがあるため、状態が良くなっても必ず獣医師の指導のもと、数週間にわたって徐々に減量していく必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Kanthasamy A, Hsu WH. Behavior-Modifying Drugs. In: Handbook of Veterinary Pharmacology. Wiley-Blackwell; 2009.
[2] Mills D, Karagiannis C, Zulch H. Introduction to Animal Behavior and Veterinary Behavioral Medicine. Wiley-Blackwell; 2020.