猫の条虫(テープワーム)は、主に室内飼いのペットや屋外活動が多い猫に多い寄生虫疾患です。症状は、排泄物に微細な白い粒が混ざって出てくることから始まることがあります。



すぐに動物病院を受診が必要な場合
猫が肛門周囲(会陰部)を床にこすりつけたり、かきむしったりする行為が持続する場合、下痢が続く場合、体重が急激に減少する場合、あるいは食欲が完全に消失した場合は、直ちに動物病院を受診してください。これは条虫の感染が重症化している可能性や、他の腸管疾患に発展する恐れがあるためです。特に猫や免疫力が低下している猫では、迅速な治療が必要です。



品種別の注意点と再発予防
特に狩猟本能が強く、屋外での活動が多い猫は条虫に感染するリスクが高まります。狩りをする猫は、感染した獲物を介してタニア・タニエフォルミスに再感染しやすくなります。また、猫や免疫力が低下している猫は、感染後の回復が遅れる可能性があります。治療後も寄生虫予防を継続し、室内環境を清潔に保つことが重要です。再発を防ぐためには、定期的な健康チェックと予防投与が必要です。特に狩りをする猫は再感染が頻繁に起こるため、獣医師と相談して個別の予防・駆虫計画を立てることをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 14, 2023
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition, 2022
[3] Handbook of Veterinary Pharmacology, IV. Anticestodal Drugs, 2021