猫のドライアイは、涙の分泌が不足して目が乾燥し、炎症を引き起こす疾患です。主な治療薬はシクロスポリンです。早期発見と継続的なケアが重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサインです。
目の充血がひどい、目を開けられない、涙が血のように見える場合は、すぐに獣医師に相談してください。これは角膜の損傷や感染症が進行している兆候です。治療が遅れると視力喪失につながる可能性があります。緊急事態ですので、24時間以内に動物病院を受診することが必須です。



特定の品種では発症リスクが高まります。
ドライアイは、先天性や遺伝的な要因がある猫でより発症しやすくなる可能性があります。家族歴や先天性の要因が疑われる猫には、定期的な眼科検診が推奨されます。早期発見と継続的なケアにより、角膜損傷や二次感染などの合併症を予防することができます。気になる点がある場合は、獣医師と相談してケアプランを立てましょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | シクロスポリン | タクロリムス |
|---|---|---|
| 薬物の系統 | カルシニューリン阻害薬 | カルシニューリン阻害薬 |
| 作用機序 | T細胞の活性抑制 | T細胞の活性抑制 |
| 眼科的使用 | 局所免疫抑制薬として使用 | 局所免疫抑制薬として使用 |
| 知られている副作用 | 過敏反応・胃腸障害の報告 | 資料が限られる |
シクロスポリンとタクロリムスはいずれもカルシニューリン阻害薬で、T細胞の活性を抑制する局所免疫抑制薬です。効果が現れる時期・副作用の頻度・費用など具体的な優劣は、提示された根拠だけでは断定が難しいため、薬物の選択は獣医師と相談して決めてください。
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[1] Dodi PL. Immune-mediated keratoconjunctivitis sicca in dogs: current perspectives on management. Vet Med (Auckl). 2015;6:341–347.
[2] Hendrix DV, Adkins EA, Ward DA, Stuffle J, Skorobohach B. An investigation comparing the efficacy of topical ocular application of tacrolimus and cyclosporine in dogs. Vet Med Int. 2011;2011:487592.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Ed. Wiley Blackwell, 2023.