猫の吸入ステロイド治療は、喘息や慢性呼吸器疾患の管理において重要な方法です。正しい使用法とモニタリングが不可欠です。



すぐに病院を受診する必要がある症状
猫が口を開けてハァハァと呼吸をしたり、唇や舌が青紫色に変色したりした場合は、直ちに動物病院へ連れて行ってください。これは呼吸器系の急性悪化を示す兆候であり、生命を脅かす可能性があります。また、咳が1日10回以上繰り返される場合や、嘔吐を伴って咳が持続する場合は、獣医師にご相談ください。



品種別の注意点と再発予防
特にシャム(Siamese)猫は、気管支喘息などの下気道疾患の臨床例でより頻繁に報告される品種です。また、猫の喘息は主に若齢から中年齢の猫に多く見られるため、該当する猫では環境管理と定期的な健康チェックが特に重要です。吸入ステロイド治療中も継続的なケアが必要で、治療中に薬物投与を急に中止すると症状が再発する可能性があるため、獣医師の指示に従って徐々に投与量を調整する必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed, 2020
[2] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, 2018
[3] Handbook of Veterinary Pharmacology, 2021