猫の注射部位肉腫は、ワクチン接種や注射部位に発生する悪性腫瘍であり、早期発見と適切な治療が重要です。予防法と管理方法についてもご紹介します。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
注射部位に3ヶ月以上しこりが残る場合、しこりが2cm以上に大きくなった場合、あるいは皮膚がはがれたり出血したりする場合は、すぐに動物病院を受診してください。これらは悪性腫瘍の可能性が高いサインであるため、遅くならないよう早めに診断を受ける必要があります。



再発の予防と品種別の注意点
猫の注射部位肉腫は、切除が不完全な場合、局所的な再発率が高いため、手術後も定期的な検診で再発の有無を継続的に確認することが重要です。現時点では特定の品種における遺伝的素因は明確に解明されていないため、品種そのものよりも注射部位の変化を注意深く観察することが肝心です。ワクチンは必ず獣医師と相談し、本当に必要な場合にのみ接種し、可能な限り補助剤を含むワクチンの使用を最小限に抑えることが推奨されます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell, 2021.
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