猫の体外寄生虫予防は、マダニやノミによる皮膚炎、アレルギー、感染症を防ぐための重要なポイントです。定期的に予防薬を使用し、環境管理を徹底することが不可欠です。



すぐに病院を受診する必要がある緊急のサイン
猫が急激にひどく元気を失ったり、高熱が出たり、貧血で歯茎が蒼白になったり、皮膚や目・粘膜が黄色く変色する黄疸が見られた場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。これはマダニが媒介する原虫感染症が血液に広がり、全身に影響を及ぼしているサインである可能性があります。



品種別の注意点と再発防止のコツ
外部寄生虫は、猫の品種に関係なくすべての猫に発生する可能性があります。ただし、長毛種の猫では寄生虫が毛の中に隠れていて、肉眼で見つけるのが難しいことがありますので、ブラシをかける際に皮膚までしっかり確認してください。また、予防薬を使用する際は、猫の体重と年齢に合った製品を選ぶ必要があります。再発を防ぐためにも、予防期間を逃さず、環境管理も継続的に行いましょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed. British Small Animal Veterinary Association, 2021.
[2] Principles and Practices of Canine and Feline Clinical Parasitic Diseases. Wiley-Blackwell, 2010.
[3] American Association of Feline Practitioners (AAFP). Feline Parasite Control Guidelines, 2023.