犬の肛門腺にできる悪性腫瘍であるアポクリン腺がんの原因、初期症状、診断、手術・抗がん剤治療、再発管理までを一度にまとめました。


このような場合は、24時間以内に動物病院へお越しください。
以下のいずれかに該当する場合は、直ちに動物病院を受診してください。①肛門の近くに硬いしこりが触れる場合 ②普段よりもはるかに多くの水を飲み、尿量が急増する場合(高カルシウム血症の警告サイン)③元気がなく、嘔吐や食欲不振を伴う場合 ④排便が困難で、過度に力を入れている場合。特に高カルシウム血症は急性腎不全へと進行する可能性があるため、緊急事態です。

再発予防のための定期健診の頻度
アポクリン腺がんは、手術後も再発や転移のリスクが高いがんです。そのため、最初の1年は3ヶ月ごと、2年目以降は6ヶ月ごとの定期的な健康チェックをおすすめします。毎回、直腸診、腹部エコー、胸部レントゲン、血液中のカルシウム値を確認しましょう。おうちでは、1ヶ月に1回、肛門周りを優しく触ってチェックする習慣も役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Kudnig S.T., Séguin B., Veterinary Surgical Oncology, 2nd Edition, Chapter: Alimentary Tract - Perianal and Anal Sac Tumors, Wiley-Blackwell, 2022
[2] Thrall D.E., The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 26: Perianal Masses, Wiley-Blackwell, 2018
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