ロシアンブルーは食欲が強く、活動量が少ないため、肥満になりやすい品種です。適切な体重と食事・運動の管理法をまとめました。


この兆候が見られる場合は、すぐに動物病院へお越しください。
肥満のロシアンブルーは、24時間以上餌を拒否すると脂肪肝(肝脂質症)のリスクが非常に高まります。また、オス猫がトイレに頻繁に行くのに尿が出ない場合は、尿道閉塞の緊急事態です。肥満猫では糖尿病・関節炎・心臓への負担も併発する可能性があるため、急に水を多く飲んだり呼吸が荒くなったりしたら、すぐに受診してください。
| 項目 | 低体重(BCS 3) | 正常(BCS 5) | 過体重(BCS 7) | 肥満(BCS 9) |
|---|---|---|---|---|
| 肋骨 | はっきり見える | 簡単に触れる | 脂肪層が厚い | 触診がほぼ不可 |
| ウエストライン | 過度にくびれる | 適度にくびれる | ほとんどない | 完全に消失 |
| 腹部 | 著しくへこむ | わずかにへこむ | 水平またはたるみ | 著しくたるむ |
| 対処 | 増量が必要 | 維持 | 5〜10%減量 | 獣医師に相談 |
BCS(Body Condition Score)は9段階評価法を基準としています

急激なダイエットは、かえって危険です。
猫は、急激な断食やカロリー摂取の急激な減少により、脂肪肝を発症する可能性があります。ロシアンブルーの安全な減量速度は、体重の週0.5〜1%、月間約1〜2%程度です。体重5kgの猫の場合、月間50〜100g程度が適切です。必ず獣医師と相談し、体重や体脂肪率をモニタリングしながら進めること、そして処方食のダイエットフードを活用することが安全です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little, S.E., The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2024
[2] Ettinger, S.J., Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition
[3] Courcier EA, Mellor DJ, Pendlebury E, et al., An investigation into the epidemiology of feline obesity
[4] Horwitz, D.F., Introduction to Animal Behavior and Veterinary Behavioral Medicine