パグは、深い顔のしわ、二重被毛の抜け毛、短頭種特有の呼吸特性などから、一般的な犬種とは異なるグルーミングケアが必要です。しわの清潔維持、アンダーコート(下毛)のケア、目や耳のお手入れなど、飼い主さんが知っておくべき重要なポイントをまとめました。


このような兆候が見られたら、動物病院を受診してください。
しわの奥が赤く炎症を起こしたり、酸っぱい匂いがしたり、茶色や黒い分泌物が出たり、かいたりこすったりする行動が3日以上続く場合は、自宅でのケアでは解決できません。この段階では、酵母菌と細菌の感染が同時に進行していることが多いため、獣医師の診察と専用の抗真菌・抗菌シャンプーの処方が必要です。人間の軟膏を直接塗ると、かえって皮膚のバリア機能を損なう可能性があります。
| 項目 | ラバーグルーミングミット | スリッカーブラシ | 脱毛(デシェディング)ツール |
|---|---|---|---|
| 主な用途 | 日常のマッサージ・毛の手入れ | 抜けた下毛の除去 | 換毛期の集中ケア |
| 使用頻度 | 週2〜3回 | 週1〜2回 | 換毛期に週1回 |
| 皮膚への刺激 | ほとんどなし | 普通(弱め) | 強い(注意) |
| おすすめ度 | True | True | False |
デシェディングツールは刺激が強く、短い二重被毛のパグには過度に使用すると皮膚を傷つける危険があります


短頭種パグ、グルーミング中の呼吸状態に注意を払う
パグは短頭種気道症候群(ブラキセファリック・エアウェイ・シンドローム)の発症リスクが高い犬種です。グルーミング中に荒い呼吸やゼーゼー音が聞こえたり、歯茎や舌が紫色に変色したり、突然座り込んで動けなくなったりする様子が見られた場合は、すぐに作業を中止し、涼しい場所で安静にさせてください。肥満は気道の症状を悪化させるため、普段からの体重管理もグルーミングと同様に重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Hendricks JC, Brachycephalic Airway Syndrome, Textbook of Respiratory Disease in Dogs and Cats
[2] Englar RE, The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 41
[3] Miller WH et al., Muller and Kirk's Small Animal Dermatology, 7th ed., Skin Fold Pyoderma chapter