パピヨンは小型犬の中でも膝蓋骨脱臼の発症リスクが高い品種です。子犬期から高齢期まで、年齢別のケアポイントを事前に把握しておけば、生涯健康に共に過ごせます。


このような症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。
後ろ足を完全に持ち上げて3歩以上歩けない場合、足を伸ばしたまま座り込んで起き上がれない場合、脱臼後に自然に元に戻らない場合、激しい痛みで足を触らせない場合は、すぐに動物病院を受診してください。3~4度の脱臼を放置すると、前十字靭帯の損傷や関節炎を引き起こす可能性があります。


パピヨンのお飼い主様は、ぜひ知っておいてください。
パピヨンは活発で臆病なところのない性格のため、飼い主さんが激しい遊びを制限しないケースが多いです。幼児との荒れた遊び、室内の階段での素早い昇降、高い家具からの落下などは、脱臼事故の主な原因となります。特に子犬の頃から安全な生活習慣を身につけさせておくことが、生涯にわたる関節の健康にとって重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Denny HR, Butterworth SJ. A Guide to Canine and Feline Orthopaedic Surgery, 4th ed. Blackwell Science, 2000. Chapter: Stifle Joint — Patellar Luxation.
[2] Schaer M (ed.). Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th ed. CRC Press, 2022. Chapter: Musculoskeletal Disorders — Patellar Luxation Pathophysiology.
[3] Maddison JE, Page SW, Church DB. 100 Top Consultations in Small Animal General Practice. Wiley-Blackwell, 2011. Chapter: Patellar Luxation.