コッカー・スパニエルは、垂れ耳と過剰な分泌腺のために外耳炎に非常に脆弱な犬種です。日常の清掃方法から緊急の兆候まで、飼い主が必ず知っておくべき耳のケア方法をまとめました。


このような場合は、すぐに動物病院を受診してください。
次のような症状が見られた場合は、自宅でのケアを中止し、すぐに動物病院を受診してください。放置すると中耳炎や内耳炎に進行したり、聴力障害を引き起こしたりする恐れがあります。 - 膿性の分泌物(黄色くねばねばした膿)が出ている場合 - 耳から出血している場合、または強い悪臭がする場合 - 頭を片側に傾けている場合、またはふらつきがある場合 - 耳を触ると悲鳴を上げたり、攻撃的になったりする場合 - 発熱や食欲低下を伴い、耳の症状が併発している場合

綿棒は絶対に使用しないでください。
綿棒を耳の奥に差し込むと、耳垢がさらに奥へ押し込まれて外耳炎が悪化することがあります。ひどい場合には鼓膜を傷つける恐れもあります。お手入れは必ずコットンボールやガーゼで目に見える部分だけを拭き、奥の方は洗浄液とマッサージで分泌物を表面へ引き出す方法で行ってください。また、アルコール、過酸化水素、酢の原液などの刺激性のある液体は絶対に使用しないでください。

再発が頻繁な場合は、根本原因を突き止める必要があります。
コカースパニエルの慢性外耳炎は、単なる衛生管理の問題ではなく、アレルギーやホルモン異常、分泌腺の過形成といった根本的な原因が潜んでいることが少なくありません。同じ薬を繰り返し処方しても再発を繰り返す場合は、皮膚アレルギー検査、耳の分泌物の細胞診、食事制限試験などを行い、原因を特定する必要があります。獣医皮膚科専門医による診察を推奨します。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition - Otitis Externa Chapter
[2] Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Edition
[3] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases - Case 30